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学校の授業ではダンスが必須科目に

組体操など、体育の授業から消えていくものもあれば、逆に新しく必須となるものもあります。2012年には文部科学省の新学習指導要領により、ダンスが必修科目となりました。対象となるダンスは、創作ダンスやフォークダンス、そして現代的なリズムダンスです。現代的なリズムダンスにはヒップホップも含まれているのですが、文部科学省ではイメージで捉えた踊りや表現方法を通して、生徒間で交流を育むことなどを望んでいます。つまり必ずしもダンスを上手に踊ることを求めているとは言えず、クラスメイトと一緒に心を込めて踊り、リズムに乗せて体を動かす喜びや楽しさを味わって欲しいとされています。また、ヒップホップは各人で違った動きをするダンスでもあり、これも授業で取り入れやすい理由です。例えば、1つのグループ内でもダンスが上手な生徒はメインとして踊り、ダンスに不慣れな生徒も脇を固める重要なポジションで活躍できるなど、生徒間の配慮や一体感が学べる授業となっています。それなどが、文部科学省が求めるダンスを通した仲間とのコミュニケーションと呼べるでしょう。

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